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MY式水浄化装置について MY type water purifier

クーリングタワーのスケールを電気分解で取り除きませんか?!

MY式水浄化装置で達成できます!

毎日の状況が確認できます。
放置状態のタワー、配管、チラー等が汚れていることが分かります。何とかしないと・・・。
水中からスケールがどっさり取り除けます。
電極からのスケールの剥離は簡単です。
特殊フィルターの採用で汚染物質が低減できます。交換ときの掃除も楽です。
低価格です。
クーリングタワー等、スケールでお困りの水処理に好適です。まずは監視装置として導入してみませんか?

 MY式水浄化装置
  ⇒ 特許:第6243822号(スケール除去装置)
  ⇒ 特許:第6401895号(有機物・無機物等の濾過装置)



▲「MY式水浄化装置」の特許証

MY式水浄化装置とは?

MY式水浄化装置

様々な工場・現場において、クーリングタワー、チラー、ボイラーに、水道水や地下水が使われています。工業用水等の循環水に含まれる「スケール」により、配管の詰まり、腐食、マシントラブルはつきものです。その「スケール」成分を除去するための低コストで安全で効率の良い、全く新しい水浄化装置です。
私どもは今までに培った配管や装置製作技術、水処理に対する経験を元に水浄化装置を昨年開発いたしました。
その後、内外部評価を各地の水を追いながら行い、改良を加えて、さらに完成度を上げ、「MY式水浄化装置」として発表することができました。
主目的の水への混入汚れとスケールの採取は、「電気分解部品」と「特殊フィルター」を「透明な水槽」に組み込むことで達成することができました。

<MY式水浄化装置の特徴>

@クーリングタワー等は屋外に設置されるため、水垢の原因となる、藻、有機物、埃、砂、昨今話題の粉塵PM2.5等の混入があり、匂いや色の変化、装置内のスケールの核になります。特殊フィルターでバブリングを行いながら付着除去をします。
A電気分解によるスケールの析出、沈殿はクーリングタワー、ビットからポンプで導入する透明水槽内で行います。フィルターは導入水のレベル調整にも役立っています。
B電気分解は透明な水槽内で行います。他社はブラックボックスになっていて様子が分からない場合があります。電極に通電すると活発に動作することが分かり、付着状態、沈殿状態、水の色、汚れが分かります。掃除の時期もわかりやすくなりました。本装置を据え付けた後は、様子を小まめに見るようになり、掃除や管理が行いたくなります。そこが大切です。
C電極は非接地、付加電圧は通常1.5VDCと安全です。(状況により仕様変更は出来ますが30VDC以下で使うことをお薦めします。効率と電極の寿命を考慮すると、15Vで十分です。通電後の仕事量(電流)は電極1対あたり0.6A位です。電極1対の電源ボックスには2Aのヒューズがついています。
D電極は整列配置、傾斜置きも選択できます。水の流れをうまく捉えられるように工夫がしてあります。電極の極性を変えることができるため、電極の掃除は楽ですし、電極の表面に触れないため、いつまでも効率よく電極を保てます。
E配管、水槽は非金属、内部にスケールが付きにくくしてあります。
F電極から析出したスケールの捕集のため、水槽下部は漏斗状にしてあり、排水をトラップするフィルターもつけてありますが、掃除の際はベビーポンプ等で出来る限り水だけを抜くことをお勧めします。採取したスケールは余分な水を飛ばし計量してください。効率の良さが実感できます。他社では、水浄化装置は電磁弁で水とスケールを混合廃棄しています。とんでもないことです。水と個体は出来るだけ分けて捨ててください。

<MY式水浄化装置の用途>
主にクーリングタワーを中心に考えた装置ですが、配管類のピットや、金型の冷却水槽、浄水設備などにも本装置は有効です。クーリングタワーは熱処理炉、成形用金型の冷却、食品用の冷却水、熱交換器、クーラーなど多くの冷却では必需品です。いろいろと考えてみてください。身近に用途は多くあると思います。

<MY式水浄化装置を設置する前に>
@当方にお声が掛かるお客様の殆どは対象物(クーリングタワー等)が新規購入の場合でなく、使い込んだ物です。それだけに既に多くのスケールがいたるところに付着し水も汚れ、なんとかしたいと思われています。また、既にスケール防止剤をお使いのところ、他社の高額なスケール防止装置をお使いのところがありますが、当方のものは、いずれにも使用できます。ただし、当方のものを据え付ける前にどれだけ掃除が出来、設備内をきれいに出来るかの効果を早期に発現出来にくいこのビジネスの難しいところでもあります。気長にお付き合いください。
A電源は水導入ポンプ用と電極等の電源ボックス用に100VAC 15Aのコンセントを準備ください。
Bご使用設備のドレン水か処理水をいただき、溶出物の分析、基本的な水の物性を調べさせてください。すでに調べておられるなら、PH、COND(電気伝導度)も参考までにお教えください。ただし、電気伝導度は溶存元素の内容によっては役立たないので、あまり参考になりません。分析ではCa、Mg、Si、全硬度、Na、K、Cl、CO2等が分かれば役に立ちます。
Cクーリングタワー等では銘板に書かれている貯水量、処理量、大きさ、年式等が分かれば有り難いです。基本的には水を水槽に導入しますので、初期値を知っておきたいのでよろしくお願いします。

<終わりに>
当方は、水浄化という長いお付き合いの中で一緒になって綺麗さを求め、保てる努力を致したいと考えております。まずは見て、体験していただきたいと考えます。

MY式水浄化装置の導入事例

※ クリックで写真を拡大できます。

MY式水浄化装置 MY式水浄化装置
MY式水浄化装置 MY式水浄化装置

スケールについて

 皆様が毎日使っている水道水(上水)は各市町村のインターネットで紹介されているようにカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)、ケイ素(Si)、鉄(Fe)などを含み、水の分析値は公表されています。一般的にはCaやMg等をCa量に換算して全硬度として表しており、水道水では一般的には30〜70の値が公表されています。また、ナトリウム(Na)、塩素(Cl)の量や有機物についても詳しく公表されています。
 私たちが工業的に、環境上、メンテナンス上、議論するスケールは、飲料水のように細部にわたる水処理を考慮する必要はないにしても、最低限の水の混入物を監視、除去することが必要です。
 さて、硬度の低いものを軟水、高いものを硬水と言います。市販されている日本の天然水等は低いところで大山の水(全硬度:12)、富士山の水(15)、高いところでも普通(70〜100ぐらいまで)で軟水ですが、海外のものはコントレックス(フランス・硬度1500ぐらい)、エビアン(300ぐらい)と高く、硬水です。海外に行かれた時、水で腹痛に見舞われたり、風呂に入る習慣がなかったり、水に対する不安があることはご存知の通りです。
 日本の水は高度な処理と管理をされているため、何に使っても安心です。それでもたとえ水道水といえども、循環したり澱んだりするうちに水の内容が変わってくる場合があります。特に水の温度が高くなると、溶け込んでいたスケール成分も濃縮され飽和状態から過飽和状態になり、目に見えないくらいの微結晶(核)になり、この核が寄り集まって拡大し、小結晶(スケール)から大スケールとなって、配管や設備の狭い部分に付着し始めます。
 このスケールを取ろうとする方法の1つが電気分解による方法です。電気分解では電気的にイオン(Ca++、Mg++、Si++、Fe+++等)になっているもの、イオンから微結晶になろうとするもの、目に見えない程度の微結晶などをマイナス極に集めます。
 この結晶が巨大化したものが水中の炭酸ガス、酸素、塩素と結合し、大粒子になり、パイプ等の詰まりの原因になります。
 電気分解では、水中のスケールだけを捕集するのではなく、大きくなった化合物からも、再溶解したスケールも取り出します。よって、連続して電気分解を行いますと取りやすいところからスケールを取るような現象が見られ、あるときは安定していても、あるときは多量に捕集されることが分かってきました。
 一般的にはスケールの発生を防止したり、成長を遅らせるためにスケール防止剤が使われていますが、化学的に他の成分に変換しますので、水処理上はさらに別の処理が必要となり、様々な問題もあるため、近年の官公庁等からは、もっと環境を意識した方策の要望が増えつつあります。電気分解法は昭和8年前後に技術的な方法として考えられた環境にやさしい方法として、今また見直されてきています。
 今後、水浄化はスケールを問題にする切削水の浄化、バラスト水の浄化など、時代の要求に合わせた方法が提案されてもよいはず。そんな理念で私たちは開発に取り組んでいます。
 私どものスケール防止技術は、水を飲めるまで水処理をする技術ではありません。新しい技術、例えば中空糸・膜を使った高度な水処理は、その道の専門家にお任せして、「必要なレベルまでスケールの量と水の浄化を行う」姿勢で取り組んでいます。むしろコストを下げ、早め早めにスケールを除くために多少の管理は皆様にしてもらう、足らない部分を電気分解で補う。そのために「見える化」を図り、必然的に水浄化に向かい合ってもらう。それが本装置「MY式浄化設備」の活躍の場となることを切に希望してやみません。

冷却塔(クーリングタワー)等の水処理に対する考え方

 私どもの考える水処理は目的と用途を明確にし、最小限の目的を達成するというものです。
 色々な工場で何らかの理由で、冷却することがあります。成形する場合は金型の冷却、冷水を必要とするときはチラー、熱処理を必要とするときは焼入れ炉の冷却、食品の保管、冷暖房機等様々な場面で冷却塔は使われています。
 一方、冷却の方法は多くありますが、多くは風、水に頼っていると言ってよいでしょう。クーリングタワーは冷却を目的とし囲われた空中に散水させ蒸発するときに熱を大気に捨て水温を低下させる装置で、水温を約5度下げます。
 私どもの仕事は、クーリングタワーに代表される冷却設備の配管の詰まり、澱んだ部分の汚れを無くすことだと考えています。
 当方の設備を有効に、期待を込め稼働させる前に、現状を把握し、汚れを知り、出来るだけ効果の分かりやすい状態にすることが重要です。まず徹底的に掃除をしてください。
 それがままならない時は、MY式水浄化装置を付け、少しずつ掃除をしながら進むしかありません。はじめは汚れた色のスケールが少しずつ取れ始めます。掃除を繰り返すうちに、フィルターの汚れも減り、スケールの色がきれいなベージュ色になってきます。
 ある時期からどっさりとスケールが取れ始めます。硬度は逆に高くなります。長く続けていると1週間に1度以上、電極を反転する必要が出てきます。ようやくスケールが取れ始めたようです。以上のように正常な状態まで長い道のりがあります。この現象の発現こそ水に対応できているかどうかの証しです。
 途中の経過はどのように見ればよいでしょうか?
 まず、MY式水浄化槽の槽内の水、クーリングタワーのドレン内の水を採取してください。次に消音マットを取り出して洗い、タワーの下部の水を捨ててください。
 MY式水浄化装置を組み込み、槽内に水を張って、電源を入れてください。はじめは2週間に1度ぐらい同様に水を採取し、分析をしてください。全硬度(Mg、Ca)、Siの分析をしてください。海に近いとろこではNaも見てください。
 掃除ごとに析出したスケールを集め、水を飛ばし、重量を測ってください。Naの量や電気を通しやすい物質が水の中に多いところでは、電気伝導度は当てになりませんのでご注意ください。
 市販の水浄化装置はスケールを電磁弁で排出したり、電極を見えないように密閉したり、加電圧を高くしたり、電極に付いたスケールを剥ぎ落としたり、極反転を繰り返したり、無謀な運転を行っています。出来るだけソフトに大切に電極は扱う、掃除は定期的に行う、スケールは量で確認し分析を怠らない。これが水に対するお礼ではないでしょうか。

MY式水浄化装置の構成と工夫点

MY式水浄化装置の特徴は以下のとおりです。

@「見える化」のためにアクリル槽を採用。他社製品では、効果の確認が難しいものが多い。それに比べてMY式水浄化装置では、殆ど毎日確認ができ、スケールの除去効果の大きさに驚くお客様が多いです。発生する酸素、水素など勢いよく電極が働いている姿から元気をもらえる気がしますし、掃除を早めにしたくなる気になります。
A水槽に水を導入し、電気分解を行う方法をとっています。今までのものは電解槽が直接組み込まれていたため、水量の計算やクリーニングタワーの蒸発量を考慮し、前もって難しい計算をしたり、電極の位置や配線を工夫する必要がありました。MY式水浄化装置はクーリングタワーの中心部から水を吸い上げ、槽の中に導入するため、電極の能力、掃除のタイミングに合わせて滞留時間や流量、流速を調整でき、様子を見ながら条件設定ができます。また、槽内のスケール量によるPHの変化にも柔軟に対応できるため、スケール防止剤等の使用は特に必要としません。槽内に侵漬する電極の枚数や大きさも様子を見ながら調整することができます。
B予備的に備えられた特殊フィルター。水垢、有機物、微小生物、PM2.5、埃などの微粒子が付着物として除去できます。フィルターは上記のものの混入を出来るだけ防ぎ、コストを抑えるために洗浄して使えるようにしてあります。外部からフィルターの網目の様子を見て、時々たわし等でこすりながら洗うことが可能です。このフィルターを付けるだけでも水の濁りは随分改善できます。ちなみにレジオネラ菌なども分析では未だに検出されていません。長く使い汚れのひどい時は交換してください。フィルターは単純なもののように思われますが、いくつかの工夫がしてあります。
Cクーリングタワーの水はフィルター上のバルブにより、一定量を槽内に入れ、電極に触れ、循環させることができます。滞留時間はバルブによる水量調整でできます。特殊フィルターは水量調節の役目とバブリング効果があります。また、将来的には中央円筒濾過フィルター内にぬめり除去等に利く「トルマリン」や「セラミック」を充填できるようにしてあります。
D電極はスケールが付着しても電気的な反転で落下しやすい表面にしてあります。よって、電極の掃除が楽で、表面を傷めないため寿命が長く保てます。
E電極に供給する電気は、DC15Vを標準としています。安全の確保と電極の寿命に寄与していますし、省電力です。無理な電圧負荷は電極ばかりでなく、リード線への負荷になり、電流の確保に支障となります。部品類はシンプルです。修理、交換も手間取りません。
F使用電圧は適当な電源からAC100Vを取り、電源装置でDC15Vに変換したものを使用します。普通のしよう電流は0.6V程度で安全のため2A程度のヒューズをつけてあり、電源ボックスには極性を反転させるスイッチが取り付けてあります。電極に付いたスケールの程度と槽内の清掃のタイミングで極性の反転をしてください。
G電極を置く台は上から下げるような工夫がしてあり、電極の間隔、傾きが自由に選べる工夫がしてあります。この工夫により、水の流れの電極に対する受け方、電極に付着したスケールの除去の方向等の洗濯が可能ですし、底板の傾斜はスケールの採取に役立つ工夫になっています。その下には排水口があります。
Hスケールは出来るだけ集め、採取量を測りましょう。長い運転の中で、スケール量が変化します。最初は水だけのスケールだったものが、数ヵ月後(クーリングタワーの清掃の程度にもよりますが)には詰まっていたスケールがどっさり取れることがあり、きれいになればスケール量が一定になる現象も体感できると思います。
Iスケール量が増えれば、その時の硬度や酸化シリカ量は多くなり、系全体の硬度や酸化シリカの水分析値も上がります。この現象があって初めて系内は掃除が始まったと言えるのです。
Jスケール以外に水の状態を調べるために、水の分析をしてみませんか? 市販されている水質測定用のポータブル吸光光度計などの利用、弊社ルートで外部委託の方法等もあります。水道水を使われても、クーリングタワーの場合、よほど新しいか、掃除が行き届いているか、純水を使われているかでもない限り、同じ程度の全硬度になることはありません。普通ドレン抜き付近で、全硬度100〜300ぐらいの値であればよしとしましょう。どっさり取れる時は、全硬度が700とか800くらいになることもあります。気長に掃除を重ねていけば、きっとスケールも減り、硬度も下がります。電極が問題なく働き、泡が出て、スケールが増えていけば問題ありません。安心して継続してください。
K電気分解に使用する電極は何枚使えば良いのですかという質問があります。MY式水浄化装置はポンプで系内の水を槽の中に導入するタイプですので、導入する水の量で判断したほうが良い。クーリングタワーの全体の水量を考えた場合は、多くの電極を要しますが、当方の標準タイプであれば、2組から4組もあればよいでしょう。電極から勢いよくガスが出ていれば問題ないです。あまり電極の枚数を多くすると掃除の回数が増え大変です。ゆっくりと観察しながらまずは状況をよく見てください。

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